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爆買い効果で売上更新なのじゃ


花王(4452)は中国観光客の爆買いにより「メリーズ」の売り上げが伸び、2015年1月~6月期の連結営業利益が過去最高となったのじゃ。確かにドラッグストアに行くたび、紙おむつの中でもメリーズのコーナーには空き棚があったのう。それに注意書きにも日本語のほか、中国語が書かれておったのじゃ。

しかし花王はメリーズの売れ行きが好調なことにあぐらをかかず、紙おむつの売り上げが落ちた先のことを考えておるのじゃ。それが化粧品なのじゃ。しかし、基幹ブランドであるソフィーナに力を入れておるものの資生堂(4911)やコーセー(4922)といった化粧品大手と製品としてうまく差別化が図れず、なかなか苦戦しておる様じゃ。

かつてソフィーナは化粧品の効能を前面に打ち出し、独自色をもって資生堂やカネボウがシェアを大きく持っていた化粧品市場に切り込んで、一時は業界シェアトップを誇ったほどなのじゃ。じゃが今は一時の勢いがなくなり、富士フィルムホールディングス(4901)などが新規に独自技術を用いた化粧品で化粧品業界に参入してきており、シェア争いが激化しておるのじゃ。化粧品は粗利益率が高いため、不調は全体の業績にも影を落としてしまうのじゃ。連結営業利益が過去最高とは言っても、売上高粗利益率は前年より若干ではあるが落ちてしまっているのじゃ。花王では今後の新商品と経営戦略の改革などを近々発表する予定なのじゃ。しっかり聞かねばならんの。

訪日外国人客には資生堂やコーセーの化粧品が人気で、どちらも前年比で売上高が大幅に上がっているのじゃ。資生堂ではクレ・ド・ポーボーデ、コーセーでは雪肌精といった独自色の強い化粧品が特に人気なのじゃ。

紙おむつにせよ化粧品にせよ、現在の爆買い効果がいつまで続くかはわからないのじゃ。現在中国経済において株式市場など不安定な様子も見られ、いつ景気が悪化しても不思議はないのじゃ。そのため、国内需要をしっかり固めるとともに中国以外への需要も増やしていくなど各社様々な形で変化していくと思われるのじゃ。

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