【PBRはどういうものなのか?(その3)】


すでに何度かにわたり、ある架空の会社のバランスシートを見て、株式時価評価額とPBRとのパターンを見ておるのでござるが、今回も同じバランスシートで、株式時価評価額とPBRの他のパターンを見てみるのでござる。

バランスシートはこちらなのでござる。

そして、またおさらいじゃが、この会社はまだ立ち上げたばかりで何もしておらず、負債は銀行からの借金でござる。

前回はこの会社が有力な技術や特許を持っていると判明した場合についてのパターンを見たのでござる。
今回はその反対に、この会社が赤字懸念をされた場合の評価なのでござる。
立ち上げたのは良いものの、収益力も期待できず、それどころか、毎年赤字になるのではないか…という評価をされた場合は、時価総額は自己資本よりも低く評価されてしまうのでござる。
例えばこの会社が1年で1000万円の赤字を出す場合、2年目には2000万の赤字となるのでござる。そうなると、資本金は5000万円が3000万円に減ってしまうのでござるぞ。
このことを織り込んで株式時価評価額を3000万円と評価した場合、株式時価評価額3000万÷自己資本5000万となって、PBRは0.6%となるのでござるぞ。

このように、いくつかのパターンを今まで見てきたのでござるが、PBRとはつまり、その企業に対する投資家の期待度を数値化したもの、と言えるのでござる。

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