【売上高や営業利益とPBRを照らし合わせるのでござる】


これまで数回にわたって、PBRと財務諸表の中身を比較し、意味合いの違いについて見てみたのでござる。
今回は、売上高や営業利益を比較して、同じPBRの会社を見てみるのでござる。

A社とB社はPBRは同じ0.5倍なのでござるぞ。

【A社】
売上高…1000億⇒1200億⇒1300億⇒1400億⇒1600億というように、毎年少しづつであるが右肩上がり。

営業利益…25億⇒27億⇒28億⇒26億⇒24億というように、ここ最近は落ちてきている。

営業利益率…2.5%⇒2.25%⇒2.15%⇒1.86%⇒1.5%というように、毎年少しずつ低下してきている。

【B社】

売上高…1000億⇒900億⇒900億⇒900億⇒900億というように、毎年ほぼ同じ売上高。

営業利益…20億⇒-9億⇒9億⇒20億⇒30億というように、一時的に落ち込んだものの、その後は右肩上がり。

営業利益率…2.0%⇒-1.0%⇒1.0%⇒2.2%⇒3.3%というように、一時的に落ち込んだものの、その後は右肩上がり。

このA社とB社、どちらが投資対象として有望かというと、B社なのでござるぞ。B社は売上は確かに伸びていないのでござるが、経営効率を改善し、利益率を高めておるのでござる。そのため、売上が伸びない中でも営業利益と営業利益率が上がってきているのでござる。今後もし売上が伸びた場合は大幅な利益が得られると考えられるのでござる。

A社については、確かに売上は伸びているものの、営業利益が落ちてきているのでござる。それに伴い営業利益率も落ちているのでござるぞ。増収減益となっている原因として、A社の業種の競争が激化してきていることが可能性として考えられるのでござる。そのため、今後売上が落ちた場合は赤字となる可能性も否めないのでござるぞ。

営業利益率の変化は競争力の変化を示しておるのでござる。
そのため、A社のような増収減益企業には要注意なのでござるぞ。

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