【在庫変化を比べてみるのでござる!】


今回も同じPBRの2つの会社を見てみるのでござるぞ!
A社、B社の2つの会社なのじゃが、どちらもPBRは0.5倍なのでござる。

【A社】
(売上高)2009年3月…70億円、2010年3月…80億円、2011年3月…70億円、2012年3月…70億円(※会社予想)
(期末在庫)2009年3月…7億円、2010年3月…8億円、2011年3月…16億円
(経常利益)2009年3月…3.5億円、2010年3月…5億円、2011年3月…4億円、2012年3月…4億円(※会社予想)

【B社】
(売上高)2009年3月…70億円、2010年3月…80億円、2011年3月…70億円、2012年3月…70億円(※会社予想)
(期末在庫)2009年3月…8億円、2010年3月…7億円、2011年3月…7億円
(経常利益)2009年3月…3.5億円、2010年3月…4.5億円、2011年3月…3.5億円、2012年3月…3.5億円(※会社予想)

このA社とB社、株を買うとしたらどちらが良いのかというと、B社なのでござる。
なぜなら、B社は在庫管理が適切なのでござる。
B社のデータを見ると、適正在庫は大体10%程度であることが分かるのでござる。このことから、期末の在庫が、次の期の予想売上高の10%となるよう、生産コントロールすることが理想的であることが分かるのでござる。そして、B社はこれができていることが分かるのでござる。そのため、2012年3月期の数字は会社予想であるものの、信頼度の高い数字であることが予想されるのでござる。

一方のA社も適正在庫は大体10%程だろうと予想できるのでござる。2010年3月に8億円の在庫を持っていたことから、2011年3月には、80億円の売り上げを見込んでいたと考えられるのでござる。しかし、それが達成できず、70億円で終わってしまったのでござる。このことが分かった段階で減産すべきだったのでござるが、それをしなかったために2011年3月の在庫は16億円になってしまっているのでござる。そのため、2012年3月期には、在庫調整で大幅な減産をしなくてはならないのでござるぞ。減産をせずに4億円の経常利益を出した2011年のようにはいかないず、会社が予想している2012年3月の経常利益4億円を達成するのは厳しそうなのでござるぞ。

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