【低PBRの買い場について見てみるのでござる】


前回、低PBRとはどういうことなのかを、純資産との比較で見てみたのでござる。
余談でござるが、例えばPBR0.5倍のA社をB社が丸ごと買収した場合、純資産価値と買収価格との差を『逆のれん』という勘定科目として計上できるのでござる。これは、100円の価値のものを50円で買ったということで、差額の50円をB社の利益として計上することができるのでござる。

さて、表題なのでござるが、そもそも株の売買の基本は、安く買って高く売ることでござる。そのため、景気の悪い時に買って、景気の良い時に売れば、安く買って高く売ることができる可能性が高いのでござる。
低PBR株は景気が悪い時に下落率が高く、景気が回復し始めると、上昇率が高くなる傾向があるため、景気の悪い時に買っておく、という手もあるのでござる。

なお、日経平均株価じゃが、景気循環よりも半年~1年前ほど先んじて動く傾向があるのでござるぞ。日本の場合、バブル崩壊から『失われた10年』と呼ばれる不況が続いたのでござる。しかし、その中でも、一時的な景気回復やITバブルなどの小さな景気回復があり、小さい波ながらも、景気は循環しているのでござる。そのため、大きな好景気やその終焉による景気の悪化がなかったとしても、小さな循環の中で、景気の底で買い、景気回復時に売る、ということは可能なのでござるぞ。

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