【ROE相場革命が始まるのじゃ】


日経新聞3月22日朝刊によれば、東京株式市場にまた再び海外マネーが流入してきているとのことなのじゃ。その影響もあり、日経平均株価はじりじりと上昇を続けておるぞ。東京証券取引所によれば、海外投資家は3月第2週まで5週続けて日本株を買い越しておるそうなのじゃ。買い越し額は9500億円を越えておるそうじゃぞ!海外勢の買いはヘッジファンドなどの短期取引を目的とした投資家だけでなく、上場企業の変革に注目した中長期取引を目的とした投資家が増えてきているそうじゃ。

この背景には、ROE(自己資本利益率)を高めようとするこのところの日本企業の動きがあるそうなのじゃ。日本の上場企業の平均は8%台で、米国の15%前後に比べるとまだまだ低いのじゃ。このROEは利益を自己資本で割って算出するので、利益を伸ばすか資本を減らせば向上するのじゃ。そのため、ROEが低い企業がROE向上のために、余剰資金を配当や自社株買いなどの株主配分に回して資本を減らす動きが目立つのじゃ。

日経新聞によれば、ゴールドマンサックス証券が今年2月中旬時点で東証一部上場企業の株主配分を推計しておるそうじゃが、13兆4000億円と過去最高になっておるそうなのじゃ。来期以降も増える予定とのことで、中でも自社株買いで市場に流通する株式数を減らせば需給が改善し株高にもつながる、としておるぞ。

ROEは実は90年代にも日本市場で注目された過去があるぞ。しかしその時は、90年代後半の金融危機などで定着せずに終わってしまったのじゃ。2000年代半ばに欧米流のモノ言う株主が登場した時は、逆に企業側の反発を招いて終わった過去があるのじゃ。

今回ようやく企業自らがROEに注目するようになったのじゃ。これに対し、投資家も評価しているわけなのじゃが、ROEが日本に定着するのかどうか、資本効率を高める動きが定着するかどうかが問われておるぞ!

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