テクニカルでは過熱サインが出ているが・・・一筋縄ではいかない。

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この記事は、2015年03月04日に無料会員向けに公開した記事です。リアルタイムでこの記事をご覧になりたい方はこちらに登録してください。
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2月中旬以降、堅調に上昇してきた日経平均株価ですが、その結果、テクニカル上、以下のような「過熱サイン」が点灯しています。3月2日現在の数字です。

・日経平均のRSI(14日)が89%(一般的に70%以上で「過熱」を示唆)。
・東証一部の騰落レシオ(25日)が135%(一般的に130%以上で「過熱」を示唆)。
・日経平均株価の25日移動平均からのかい離率が4.6%(最近は5%前後で「過熱」を示唆)。

教科書的に考えれば、日経平均は反転・下落するタイミングが近いと考えるのが普通でしょう。しかし、現実はなかなか「教科書通り」にはいかないようです。
まあ、教科書通りなら、全員が儲かってしまうのですけど。

添付の図表は、RSI(14日)と日経平均の関係を示したものです。RSIが上昇し、70%を1度超えた時点で「売り」と判断していたらいかがでしょうか。

グラフ上に吹き出しで囲った「1」~「6」は、そうしたRSI70%超えのタイミングを示しています。教科書通りに日経平均が高値を付けて反落したのは「5」の局面だけでした。さらに、RSIが90%まで上昇した場合はいかがでしょうか。局面「1」「3」「4」でRSIが90%近辺まで上昇していることが確認されますが、天井を示したのは「3」と「4」でした。ただし、「4」では、その後の日経平均株価の下落率は小幅でした。また、「1」では、RSIが90%超水準で天井を打った後も、日経平均株価のジリ高が続きました。

こうした「教科書通り」に、相場が推移しにくくなっている傾向は、騰落レシオや移動平均かい離率でも見られます。このことについて、どう判断すべきでしょうか。

RSIや騰落レシオは、オシレーター系のテクニカル指標と言われ、相場が循環的に上げ下げする中で天・底を把握する時は有効な指標です。しかし、相場が大きなうねりを伴って一方向に動き始める時には、通じにくくなる傾向があると考えられます。今回もそうした変化を示唆している可能性があります。

移動平均かい離率も、移動平均自体の上昇が急になってくると、株価が上昇しても乖離が膨らみにくくなるケースが出てきます。この項目冒頭の3指標の「過熱」が、「売り」に直結するとは限らない可能性を考慮していた方が良さそうです。

なお、3月6日(金)発表の米雇用統計には、注意を払う必要はあると思いますが。

【カテゴリ】将軍の投資戦略

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