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食品株が脱ディフェンシブの動きを見せているのですわ!


SBI証券では、食品株についてのレポートを掲載しているのですわ。
昨日紹介したとおり、食品株は上昇トレンド時について、上昇率はTOPIXよりも低いのですけど、下降トレンドになった時の下落率がTOPIXよりも低いのですわ。そういう意味で、ディフェンシブ株としての特徴を備えている、とSBI証券では結論付けているのですわ。

この図はTOPIXと食品株(食料品セクターの銘柄)との騰落率の比較ですわ。

過去150週トータルの上昇率をみると、食品株とTOPIXに大きな違いはありませんのよ。食品株の上昇率は92%で、TOPIXは95%ですわ。しかし、図の赤枠で示した2015年相場に限れば、矢印で示された上昇率がより急なのは食品株となっていますわ。
なお、10/9までの年初来上昇率は食品株が14%で、TOPIXは6%にとどまっていますわ。上昇相場なのに、全体の動きよりも食品株の動きの方が強いということであり、「脱ディフェンシブ」の兆しを見せているといっても過言ではない、とSBI証券では指摘していますわ。

業種別株価指数「食料品」の時価総額の72.2%は上位10社で占められ、31.6%はトップの「日本たばこ」で占められています。したがって、これらの銘柄の値動きを調べれば、その理由に近づけそうだ、とSBI証券では考えたそうですわ。

これは、「食料品」の時価総額上位10社について、2014年と2015年(10/9まで)の年間騰落率を比較した表ですわ。

2014年は多くの食品株が、全体をアウトパフォームするような動きをしたものの、ガリバー的存在の日本たばこが値下がりしてしまい「食品株」の足を引っ張っていたそうですわ。のですわ。

そして2014年に日本たばこの値動きが悪かったことも、ここ数年、上位食品株の値動きが良いのも、ともに理由は「海外」に求められると考えられる、とSBI証券では分析していますわ。

なぜなら、食品株は「デェフェンシブ」銘柄的側面を有してはいますが、内需株では決してないからなのですわ。少なくとも、食品株の時価総額上位銘柄はグローバル企業の集まりなのですわ。2014年以降の食品株はそうした、グローバル企業としての食品株にスポットが当たり、株価評価が高まった可能性があるのではないか、とSBI証券では指摘していますわ。

日本の食品株は長く続いたデフレ中で鍛えられた面がありますわ。それが、安倍政権下では脱デフレを試みる動きとなり、収益の安定化が見込めるようになった上、海外でも強い競争力をより発揮できるようになったと考えられるそうですわ。今後、世界的に景気不透明感が強まれば、グローバル展開する日本の食品株にも十分スポットが当たる可能性がありそうだ、とSBI証券では指摘していますわ。ただ、予想PERが高めになっている企業も増えており、その点は注意が必要です。

なお、日本たばこは海外たばこ事業の多くをロシアに依存していますわ。原油価格が下落した2014年はロシア経済の先行きが懸念され、日本たばこの株価もその影響を受けたとみられますのよ。しかし、2015年は原油価格が落ち着く兆しを見せたことで、ようやく日本たばこ株も反発に転じたというのが2014年および2015年相場の背景にあるように思われる、とSBI証券では結論付けていますわ。

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