電機メーカーの先行きに不安があるのじゃ


 電機メーカーの業績は明暗が分かれ、事業再編がうまくいった企業はおおよそ増益となっておるのじゃ。

 東芝(6502)が不適切会計で紙面をにぎわせていたのは記憶に新しいのじゃが、現在はその調査の影響もあり決算報告書と有価証券報告書の提出が遅れておるのじゃ。9月7日に提出できなかった場合、監理銘柄となる可能性もあるのじゃ。監理銘柄となった企業には上場廃止となる場合も多いため、気をつけねばならんのじゃ。また、株価の下落で損害を被った株主の救済のため、弁護団が結成され損害賠償を求める訴訟を起こす可能性もあるため、そちらの面でも注意が必要となるのじゃ。

ソニー(6758)はスマートフォン向けの画像センサーやプレイステーション4を中心としたゲームが好調で、無事黒字となっておるのじゃ。今後も赤字事業を終了させつつ、成長分野に力を注いでいく方針となるようじゃな。パナソニック(6752)は自動車関連が増益となり、家電や住宅関連の損益などをフォローしたのじゃ。給湯器のリコール費用も減少し、工場の閉鎖などによる生産ラインの効率化で営業外損失が減ったため純利益は増加したのじゃ。今後は高齢者に配慮した機器やスマートフォン連動家電、カーナビ用の部品などに力を注ぎ、白物家電を中心とした事業展開を目標とするようじゃな。

日立製作所(6501)は中国関連の事業で景気減速の影響を受けたものの、アメリカにおける自動車用部品が伸びたため増益となったのじゃ。今後は発電機や保守システム、ロボットなどに力を注いでいくとのことじゃな。シャープ(6753)はリストラや本社ビル売却などを進め、立て直しはこれからとなるのじゃ。現在は赤字となっているのじゃが、これからの構造改革、技術提携などの成果が出てくるころが本当のスタートとなるじゃろうな。

 どのメーカーもこれまで通りでは時代に取り残されると様々な変化が生じておるが、これから淘汰されていくこととなるのじゃ。その結果が出たとき、株価は大きく変わると思われるのじゃ。生き残るメーカーをよく見極めねばならんな。

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