第十七回:PBRって何でござるか?

Pocket

「前回は企業の割安性を判断する指標として「PER=株価/一株当たりの利益」を紹介したでござる。でもPERは万能でないことも説明したでござる。何か質問はあるでござるか?」
「万能じゃないって事はそんなに使える指標じゃないんじゃないかなあ。」
「左様でござるな。今回はもう一つの指標PBRについても説明するでござる。これも割安性を判断する指標でござるが、これもやはり万能ではないでござるよ。PERとPBRが低い銘柄は株価が上昇しやすいでござるが前提があるでござる。」
「前提…?」
「左様でござる。いくらPER, PBRが低くともその企業が赤字企業だとやっぱり駄目でござるよ。今後の成長が見込めるか成長が見込めなくとも安定な収益を確保できることが必要でござる。それがPER, PBRで銘柄選定を行う前提でござる。」

「PBRは「PBR=株価÷1株あたり株主資本(BPS) 」で表されるでござるよ。BPSとは会社を解散した場合に株主1人当たりに還元される金額のことでござる。原理的には事業をしている以上PBRが1を下回ることがないでござるよ。でも実際にはPBRが1以下の銘柄は山ほど有るでござる。これは市場の歪みでござるな。」
「PBR…?市場の歪み…?」
「つまり本来なら絶対に起こらないことが株価に反映されていると言うことでござる。つまり不当に安く株価がつけられている状態がわかるのでござるよ。このPBRはPERよりも他の要因を受けにくいので指標としてはより良いと思うでござる。でも先程述べたとおり、PERとPBRが低ければ本当に株価が上がるかについて次回以降考えてみるでござるよ。」

関連記事

円安がもたらす株への影響とは!?

加速する円安 今、日本の為替市場は円安になっておる。 例えば1ドルが150円から100円になった場合…「円高・ドル安」になると輸入時に安く品物を仕入れられる。 15,000円で買えたものが10,000 …

時計がよく売れているのじゃ

そういえば中国からの観光客は腕時計などもよく買っておるようじゃの。ロレックスやオメガなど海外ブランド品がよく売れるのが少し不思議じゃが、中国では輸入ブランド品に対する関税が高いため、日本で買ったほうが …

お酒の税金が変わるのじゃ

 スーパーに行くとビール売り場が減り、発泡酒や第三のビールといった安価な酒が売り場の大半を占めておるのう。値段としては倍以上違う場合も多いのじゃ。しかし今回、財務省はビールの税金を下げ、発泡酒や第三の …

ドンキの売り上げが好調なのじゃ

ドンキホーテホールディングス(7532)は2015年6月期の連結決算が純利益で前期比8%増の231億円となったことと共に、2016年6月期の連結純利益が233億円と、6期連続で最高益更新になる見込みと …

東和フードの株主優待が注目されたのじゃ

 18日の日本経済新聞朝刊で東和フードの株主優待について報じたところ、東和フードの株価が大幅に続伸し始めたのじゃ。  東和フードではいままで株主優待100株以上200株未満の場合は年間3500円の食事 …

トップへ戻る