海運業が不調なのじゃ


 海運業が値下がり傾向となり、海運業大手の日本郵船(9101)や商船三井(9104)は9月2日に年初来安値となったのじゃ。また、同じく大手の川崎汽船(9107)も値下がりが続いておるのじゃ。

 海運は景気敏感業種と言われており、世界的に株式不況に陥っていたこともあり今後の先行きに不安を持たれたようじゃな。ロシアなどの景気低迷によりコンテナ船運賃がかなりの低水準に落ち込み、中国の経済成長が鈍化したことでばら積み船運賃も低迷しておるのじゃ。ただし、海運会社の収入はドル建てであり、費用はある程度が円建てとなっておのじゃが、円安が進むと利益が増えるようになっておるのじゃ。さらに原油価格の下落で重油価格も低下しており、コスト減少にもなっておるのじゃ。そのため、世界経済が安定した場合は再び盛り返す希望を持てるのじゃな。

 それに対して陸運業は伸びる傾向にあるのじゃ。ヤマトホールディングス(9064)は4月から小型宅配便を始めて人気となり、増収増益となっておるのじゃ。日本通運(9062)では中南米や東南アジアにおける自動車関連の荷動きが好調となり、円安の影響で海外子会社の利益も膨らんだことで増収増益となっておるのじゃ。名鉄運輸(9077)は減益となったものの、運賃の引き上げや飲料関連の流通が伸びたことで連結では増収となったのじゃ。こうした大手陸運会社はやはり8月半ばに株価が大幅に下落していたものの、現在は上昇傾向になっておるようじゃな。

 とにかく運送業は国内が中心ならばともかく、海外を含めた場合は世界的な景気に左右されてしまうため世界株式市場での不況となればかなり影響を受けてしまうのじゃ。今後も回復傾向に向かうか、それとも下落していくのかは世界の市況次第ともいえるのじゃ。そこに注目していれば値上がりについていくことができるかもしれないがのう。

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