外食産業が盛り返してきたのじゃ

Pocket

 東日本大震災以降、外食産業が下火となってからじわじわと回復しておったのじゃが、近頃はかなりの盛り上がりを見せているのじゃ。

 サイゼリヤ(7581)は中国などアジアの支店の収益が伸びるほか、国内においても値上げを最小限に抑えて低価格のメニューを維持し、不採算店舗を閉鎖する一方で無理な新規出店を控えることでコスト削減や増収に努め、営業利益を大きく伸ばしたのじゃ。すかいらーく(3197)は消費税増税による値上げで苦戦していたものの、徐々に値上げが浸透し、期間限定の単価を高めにしたメニューが好調だったこともあり業績が回復してきたのじゃ。最近はソフトバンクとの提携でTポイントのサービスも始まり、どのように受け入れられるかも注目じゃな。ロイヤルホールディングス(8179)はロイヤルホストやリッチモンドホテルがインバウンド効果で好調となり、機内食事業なども順調なことで連結営業利益が増加しているのじゃ。ロイヤルホストは他社が価格を抑えるのに一生懸命なところを、あえて高価格化して高級志向としたことも好調の一因となったようじゃな。

 外食産業といえば、居酒屋の和民を経営するワタミ(7522)が、介護事業を売却すると発表したのじゃ。ワタミの介護事業は有料老人ホームやデイサービスが中心で、売却先は現在損保ジャパン日本興亜ホールディングス(8630)かパナソニック(6752)が有力視されておるのじゃ。介護事業を売却することで本業である居酒屋の経営を立て直し、赤字を抑えて経営基盤の強化を図ろうとしておるのじゃろうな。

 外食産業は客数が少なく、客単価が高くなっている傾向があるのじゃ。今後は店に足を運んでもらえるよう、魅力的な商品を提供するか何らかのキャンペーンを行い、リピーターをつかんでいくのが生き残りの手段かも知れないのう。海外に市場を求めるという手もあるのじゃが、各社の動向に注目なのじゃ。

関連記事

日本銀行が買いを増やす上昇基調の銘柄に注目ですわ!

12/18(金)の金融政策決定会合で、日銀は大規模な金融緩和策を補完するため、設備投資や人材投資に積極的な企業の株式が含まれるETFを年間およそ3,000億円買い入れる新たな枠の設置を決めたのですわ。 …

SBI証券の、曜日アノマリーに注目ですわ!

SBI証券では「日本株の曜日効果を検証する!」というレポートを掲載していますわ。 前回書いたとおり、日本株には月曜日に安くなる、というアノマリーがあるのですわ。 月曜日の騰落率が統計的にマイナスになり …

【アベノミクスの問題点について見てみるのじゃ(その2)】

前回もに引き続き、アベノミクスの問題点について検証してみるのじゃ。 景気が良くなれば株式を購入する、という図式は、金融グローバル化が進んだ現在には当てはまりにくくなってしまっているのが現状なのじゃ。 …

売上高営業利益率とは何なのじゃ?(ファンダメンタル1)

株式投資をする際、トレーダーの多くが株価のチャートを見ると思うのじゃ。 チャートを見て取引するのは非常に重要で、売買のタイミングを計るのには必要なことなのじゃぞ!チャートからトレードの判断をすることを …

【量的緩和でどうなったのじゃ?】

前回書いたとおり、金融緩和によってお金の流通量が増え、実質金利が低下し、それにより円安ドル高、株高がとなったのじゃ。株や為替といった資産市場が実質金利の変化に対し、最も敏感に反応するのじゃぞ。 安倍政 …

トップへ戻る