ユーロの負け組(ギリシャ問題とユーロその11)

Pocket

前回はユーロ圏の勝ち組のドイツを取り上げましたわ。今回は、今や世界経済の火種になってしまっているギリシャを取り上げてみるのですわ。

負け組の筆頭とも言えるギリシャは、もともと国民の4割が公務員という、社会主義国以外では考えられない状態でしたのよ。公務員の給与は民間の2~3倍と高給取りで、各種手当も付くなど、まさに至れり尽くせりといった状態でしたわ。年金も手厚く、現役時代の給与水準の96%程が年金でもらえましたのよ。また、その支給年齢も55歳までさかのぼってもらえるという仕組みもあり、国の財政のキャパシティ以上に手厚い福祉国家でしたのよ。

さらに、ギリシャでは脱税が横行していたのですわ。ギリシャではレシートを発行しなければ店の売上記録として残らないため、所得を少なく見せることができたのですわ。そのため、店の売上を少なく計上し、税金を低く抑える商売人がいたるところにいたのですわ。このような形での脱税が横行したために、ギリシャの税収は少なくなってしまい(それにも関わらず公務員の数は多く、年金額も多いのですわ)、国家財政に支障をきたすこととなりましたのよ。

また、すでに書きましたが、ギリシャの主力産業は観光でしたわ。この他にはせいぜい海運業くらいしか産業がなく、製造業のGDPに占める比率は約1割ですわ。これはユーロ諸国平均の半分ですのよ。このような経済状況であるため、経済成長も難しく、税収を上げることも難しい、それにも関わらず、公務員は多く、年金は手厚いため、国の支出は嵩んでしまうという、非常にまずい状態にあったのですわ。

関連記事

東洋ゴム工業の株価が値下がりしたのじゃ

東洋ゴム工業の株価が大幅に値下がりしたのじゃ。2015年3月に免震ゴムの性能偽装問題が発覚し、交換作業などの費用としておよそ140億円を計上していたのじゃが、8月6日に交換費用などで追加損失100億円 …

鉄鋼業が不調なのじゃ

 鉄鋼製品は産業には欠かせず、家電や自動車、道路に橋と多くのものに使われておる。そんな鉄鋼業じゃが、最近はアジア諸国での鉄鋼生産が急成長したことや円高により製造業の拠点が海外に移動したことで生産量が伸 …

SBI証券のレポートで、来週のマーケット動向を探るのですわ!

SBI証券では10/26(月)の週のマーケット動向について予測レポートを掲載していますわ。 明日からの週は、FOMCや日銀会合など、注目イベントが開催されますのよ! FOMCで注目されているのは、やっ …

株姫 バンナム株(7832)を売って買戻し大作戦の巻

登場人物 株姫 株初心者でも結構ビギナーズラックで儲けようと考えていて早速株で失敗しそうでお困りでござる。 株侍 下剋上は目指しているけど株姫の事が好きだから何でもかんでも教えちゃうんでござる。 株将 …

株価収益率(PER)の使い方を復習するのですわ。

PERは株価収益率のことで、よく使われる指標ですわ。 今回SBI証券では、米国株であるインテルのPERを例にPERのチェック方法を紹介していますわ。 実際の取引で参考にするのですわ。 PERはPric …

トップへ戻る