【デイトレをやる前に…】


デイトレは別名サーフィントレードとも呼ばれておるのじゃ。なぜなら、次から次へと銘柄を乗り換えて取引の回転を速くしているからなのじゃ。銘柄を乗り換えることを、サーファーが波を乗りこなすことに見立てているのじゃな。

前回書いたとおり、デイトレがここまでメジャーになった理由として大きいのは、やはりインターネットでの取引ができるようになったことが大きいのじゃ。そして、2005年頃の上昇トレンドの波に乗ったデイトレーダーが多数出現したことも大きいのじゃ。

2005年は新興企業も活況で、IPO(新規公開株)の多くが暴騰するなど、株を買えば上がる、ちょっとしたバブルの状態だったのじゃ。多少下げたとしてもちょっと待てば価格が戻ったり、それどころか上昇することも多かったので、多くの人が株にチャレンジし始めたのじゃぞ。TVもデイトレに注目し、デイトレで稼ぐ主婦や学生など、様々なトレーダーが取り上げられたのじゃ。

この上昇トレンドに乗ったデイトレーダーの中には、数十万円の元手で始めて資金を数億円にまで増やした、という人も出てくるなど、デイトレで資金を大きく増やした人がたくさんおったのじゃ。先ほども書いたとおり、この当時の相場は80年代のバブル期とまではいかないものの上昇トレンドで、とりあえず株を持ってさえいれば、よほど問題のある銘柄でなければおおむね儲かるような相場状況だったのじゃぞ。損切ったり、売買のタイミングを見計らったりという、株取引に必要なスキルを磨かなくても、初心者でもそれなりに儲ける人が多かったのじゃ。

しかし、ライブドア事件が引き金となり、上昇トレンドは終焉を迎えたのじゃ。それまで大きく上昇していた新興企業の銘柄は軒並み下がり、痛手を負ったトレーダーが続出したのじゃぞ。

デイトレブームの真っただ中、多くの人が株取引に挑戦したのは良かったのじゃが、なんとなくといった感覚で取引を始め、きちんと相場について学んだり経験を積んでない人が多かったのじゃ。だからこそ相場が変わった時に大ダメージを受けてしまったのじゃぞ。その後、リーマンショックや円高株安といった、相場が冷え込む状況が続き、多くの人が熱狂したデイトレブームは下火となっていったのじゃ。

不況のまっただ中でも地道にデイトレを続け、スキルを磨いて一人前のデイトレーダーとして立派に戦っている人もいるのじゃぞ。そのような人から学ぶことは多々あるのじゃ!

アベノミクスが始まってから、株価は上がっているものの、2005年頃多くの人がそうだったように、「簡単に儲かる」という気軽な気持ちでなんとなく行うのはよくないのじゃ。デイトレは、きちんとした知識と経験を積んで行うべきなのじゃぞ。

【デイトレの様子なのじゃ】
●パルのデイトレード動画(Day-trading animation of the pal)テックファーム 3625、エニッシュ3667編

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