【アベノミクスを振り返るのじゃ!】


アベノミクスが開始されて今年で3年目。それにより、どんな効果があったのか改めて振り返ってみるのじゃ。

前回は、アベノミクス前、民主党政権時代の経済状況等を振り返ってみたのじゃ。
政治も経済も停滞していた民主党政権下。その後2012年冬の解散総選挙で、自民党が政権奪取し、第二次安倍内閣が発足したのじゃ。そして、第二次安倍内閣が掲げたのが、三本の矢からなるアベノミクスなのじゃぞ。

復習すると、アベノミクス三本の矢は、第一の矢が「大規模な金融緩和策」、第二の矢が「拡張的な財政政策」、第三の矢が「民間投資を呼び起こす成長戦略」となっておるのじゃ。

まずは、アベノミクスが開始されて一年目。第一の矢である大規模な金融緩和策が実施されたのじゃが、これにより、過度な円高が是正され、株高となったのじゃ。金融市場は敏感に反応し、半年あまりで大きな変化があったのじゃ。

アベノミクスの金融政策を担った日銀は、2013年1月に消費者物価前年比上昇率2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置を継続することを通じて、強力に金融緩和を推進すると発表したのじゃ。

さらに2013年4月に日銀は「物価安定の目標」を2年程度の期間を念頭において実現するために、マネタリーベースおよび長期国債の保有額を2年間で2倍に拡大し、長期国債買入れの平均残存期間を2倍以上に延長するなど、「量的・質的金融緩和」の導入を決定したのじゃ。

これにより、それまで緩やかに上昇していたマネタリーベースが急速に上昇したのじゃぞ。

これにより円安が進行し、株価も反応したのじゃ。日経平均株価は、民主党政権時は9000円前後で推移しておったのじゃが、衆議院解散を発表した後に一気に株価は上昇トレンドへと転換し、約半年後の2013年5月には、約6000円、率にして69%の大幅な上昇を記録したのじゃ。円安のおかげで業績が回復した輸出産業や、投資資金の流入が期待される不動産等のセクターが、株価の上昇を後押ししたのじゃ!

なお、金利については、長期国債の金利は前民主党政権下では0.8%前後で推移しておったのじゃが、日銀の物価目標2%の導入以降は低下に転じ、その後乱高下しておるのじゃ。日銀は、「量的・質的金融緩和」によって、長期国債の買入拡大と年限の長期化による長期国債の金利低下を行うつもりだったのじゃが、事前にある程度金利が低下していたことと、将来の金利上昇懸念が綱引きになり金利動向が不安定となったそうじゃ。

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