【アベノミクスによる世界株高FRBの金融政策にどう影響するのか?】


連邦準備制度理事会(FRB)は表向きには「外国の経済や金融市場のことを心配するのはFRBの仕事じゃない」という立場を堅持しておる。しかし、それではFRBが外国経済や海外のマーケットで起きていることを全然気にしないか? と言えば、そうでもないようじゃ。

実際、ベン・バーナンキ前FRB議長が「欧州各国の金利がマイナスになっているような局面でアメリカが利上げするのは良くない」という意味の発言をして注目されたのじゃ。つまり海外市場が元気の無いうちは、FRBも安心して利上げ出来ないというわけじゃ。

しかしここへきて欧州株式市場も、中国・香港市場も、そして日本株も好調で、世界的な株高になってきているわけじゃ。それはFRBが利上げのタイミングを模索するにあたっての「心の重し」が取れたことを意味するのじゃ。

また最近は怒涛の如くM&A(企業買収・合併)が発表されておる。2015年第1四半期のグローバルM&A総額は8871億ドルで、去年の第1四半期に比べ+23%で、これは2007年の1.1兆ドルに次ぐ高水準じゃ。

主なディールを振り返っただけでも、HJハインツによるクラフト・フーズの買収(454億ドル)、アッヴィーによるファーマサイクリックス買収(210億ドル)、ロイヤルダッチシェルによるBGグループの買収(700億ドル)など大型案件が目白押しじゃ。

企業の経営者のマインドが委縮しているときは、当然M&Aは活発でないのじゃ。M&Aが勢いよく戻ってきているということは、経営者が景気の先行きに自信を持っていることのあらわれなのじゃ。
しかしM&Aの隆盛はマーケットの過熱、バブルの醸成と紙一重であるという見方も出来るのじゃ。つまり、そろそろ冷やしにかからないと景気拡大局面が逆に短命で終わってしまうリスクが増加しはじめているわけじゃ。FRBがそろそろ重い腰を上げ、利上げに取り組まないといけないのはこのためなのじゃ。

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