テクニカルでは過熱サインが出ているが・・・一筋縄ではいかない。

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2月中旬以降、堅調に上昇してきた日経平均株価ですが、その結果、テクニカル上、以下のような「過熱サイン」が点灯しています。3月2日現在の数字です。

・日経平均のRSI(14日)が89%(一般的に70%以上で「過熱」を示唆)。
・東証一部の騰落レシオ(25日)が135%(一般的に130%以上で「過熱」を示唆)。
・日経平均株価の25日移動平均からのかい離率が4.6%(最近は5%前後で「過熱」を示唆)。

教科書的に考えれば、日経平均は反転・下落するタイミングが近いと考えるのが普通でしょう。しかし、現実はなかなか「教科書通り」にはいかないようです。
まあ、教科書通りなら、全員が儲かってしまうのですけど。

添付の図表は、RSI(14日)と日経平均の関係を示したものです。RSIが上昇し、70%を1度超えた時点で「売り」と判断していたらいかがでしょうか。

グラフ上に吹き出しで囲った「1」~「6」は、そうしたRSI70%超えのタイミングを示しています。教科書通りに日経平均が高値を付けて反落したのは「5」の局面だけでした。さらに、RSIが90%まで上昇した場合はいかがでしょうか。局面「1」「3」「4」でRSIが90%近辺まで上昇していることが確認されますが、天井を示したのは「3」と「4」でした。ただし、「4」では、その後の日経平均株価の下落率は小幅でした。また、「1」では、RSIが90%超水準で天井を打った後も、日経平均株価のジリ高が続きました。

こうした「教科書通り」に、相場が推移しにくくなっている傾向は、騰落レシオや移動平均かい離率でも見られます。このことについて、どう判断すべきでしょうか。

RSIや騰落レシオは、オシレーター系のテクニカル指標と言われ、相場が循環的に上げ下げする中で天・底を把握する時は有効な指標です。しかし、相場が大きなうねりを伴って一方向に動き始める時には、通じにくくなる傾向があると考えられます。今回もそうした変化を示唆している可能性があります。

移動平均かい離率も、移動平均自体の上昇が急になってくると、株価が上昇しても乖離が膨らみにくくなるケースが出てきます。この項目冒頭の3指標の「過熱」が、「売り」に直結するとは限らない可能性を考慮していた方が良さそうです。

なお、3月6日(金)発表の米雇用統計には、注意を払う必要はあると思いますが。

【カテゴリ】将軍日記

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