株長期投資の具体的なやり方


株式の投資には短期投資長期投資があります。短期投資のデイトレード(デイトレ)はよく知られていますが、投資で大きく儲ける人の多くは長期投資で利益を上げているのです。

では、長期投資はどのように始めればいいのでしょうか。これまで短期投資を行っていた人は、最初はその違いにとまどい、株価が上がったときにはすぐに売却して利益を確定させたくなってしまうことも多いですが、そうならないように長期投資の具体的な方法を確認しましょう。

どちらが好き?短期投資向きの株VS、長期投資向きの株

短期投資は、流動性が大きく短期間で株価が変動しやすい中・小型株を中心として売買し、薄利多売で利益を上げていくスタイルです。
それに対して長期投資は、値動きが安定している大型株を中心として株を保有し、配当金や株主優待を受け取りながら、企業の成長とともに株価が上昇するのを待つことで大きな利益を上げていくスタイルです。

そうした性質から、頻繁に取引をすることもありません。株式の購入時も成り行き注文ではなく指値注文で、希望する株価になるまでゆっくりと待って購入することになります。したがって、株式取引にかかりきりになることができない会社員などには特に向いています。

長期投資を成功させるポイント!投資先を分散してリスク低減させよう!

長期投資というのは、ただ株式を持ち続けるだけではなく、目的をもって長期的に取引を繰り返すことも含まれます。そのためには、投資する会社の決算短信や金融資産についてもしっかりとチェックし、銘柄を分析する必要があります。

その分析に基づいて、「長期的に保有する銘柄」「値上がりを待って売却益を狙う銘柄」「配当を重視して保有する銘柄」「株主優待のための優待銘柄」といったように、目的に応じて異なる銘柄を保有することで、状況に応じた対応をすることができます。

複数銘柄の保有は、投資先を分散することになり、リスク低減効果にもつながります。ある銘柄で株価が暴落したり、企業が倒産して損失が発生しても、他の銘柄で利益を上げることができれば、補填効果を見込むことができ、リスク分散になるのです。

「目的に応じた銘柄の保有」と「複数銘柄の保有がリスク分散になること」

知ってた?長期投資はNISA口座で投資するなら高配当株が魅力的!

投資の際、高配当株にはNISA(少額投資非課税)制度を利用するといいでしょう。通常の証券口座では配当金や売却益などに対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座には年間120万円までの投資に対する非課税枠があるので、配当金や売却益にかかる税金が免除となるのです。

非課税枠は一度株を売却してしまうと再利用ができないため、取引の多い短期投資の場合はあっという間に枠を使い切ってしまいます。そのため、長期保有銘柄に利用する個人投資家が多く、特に高配当株がよく買われています。

NISA口座はそれ以外の証券口座と損益通算ができないため、配当が出ない株をNISA口座で買った場合は税金の免除という恩恵を受けられなくなってしまうことになります。そのため、NISA口座では値上がり益が狙える高配当株を取引するのがベストで、そのように活用している投資家が多いというわけです。

ただし、NISA口座で株式を取引していても、その配当の受け取りに銀行振込や郵便局を指定してしまうと税金がかかってしまいます。「株式数比例分配方式」を選ぶようにしましょう。

退職金を利用した長期投資が人気に!その理由を確認しておこう

近頃は退職金を利用して長期投資を行う人も増えてきました。なぜかというと、株式の相続税を通常の資産よりも低減する方針が発表されたことで、余剰資産を株式に投じる人が増えたからです。

不動産投資を行う人も多かったのですが、相続税の問題に加えて、マイナス金利によって株式投資に切り替える人が増えてきたのです。不動産投資のためのローンを借りる際、現在の金利が安くても、変動金利では将来的にどうなるかわかりません。一方、固定金利の場合は、金利変動リスクはないものの繰り上げ返済にはペナルティがかかることなどで敬遠されることが増えてしまいました。

株式の相続税優遇や不動産投資のデメリット

そういった人が、株式の長期投資に切り替えてきています。証券会社ではプライベートバンクを用意していることも多く、そういったサービスを利用して相談しながら投資を行う人もよく見受けられます。

老後の資金を増やすため、着実な投資を行いたいと考えている人にも長期投資は手堅い資産運用として選ばれています。株主優待目当てで投資する人も多いですが、まずは信頼の置ける銘柄を探すところから始めてみてはいかがでしょうか。

【カテゴリ】長期投資方法

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