株長期投資とは

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株式の投資には、短期的なものと長期的なものがあります。短期的なものとしてはデイトレード(デイトレ)などが代表的ですが、長期的な投資とはどのようなものでしょうか。

長期投資の特徴とは?そのメリット、デメリットを簡単にいうと

長期的な株式投資では、購入した株式をすぐに売ってしまうのではなく、長期的に株式を保有し続けます。そのため、一時的な株価の変動にはあまり左右されない傾向があります。

長期的に保有することで株を手放すタイミングを見失い、いわゆる「塩漬け株」にしてしまう懸念もありますが、保有銘柄が流動性の高いものであれば証券会社に貸し出すことで貸株料を得ることができる場合もあります。株価が下がって含み損銘柄となっても、気にすることなく保有が続けられますので、リスク低減となるのも長期保有のメリットです。

また、優待銘柄を保有して株主優待を受けたり、配当金を得ることを目的として投資する場合もあります。この方法は継続して利益を得ることができると見込めるため、ローリスクな投資方法といえます。

長期投資は株の長期的な成長などを視野に入れる投資

長期的な視野をもって投資を行うことも、長期投資の特徴の1つです。短期的な株価の変動に左右されずにその銘柄の長期的な成長性や利益率を重視しながら株価の動向をウォッチし、目標とする株価になった段階で売却して利益を得るのです。

この場合は長期的に保有する株よりも流動性が高い株を取引することが多いため、経済成長率が上昇した場合や推奨銘柄となった場合などに株価が予想外に上昇してしまうこともあり、目標株価に達した後もさらに上がることを期待して売り時を逃す可能性や、売却して利益を上げた後で増配や株式分割が行われて、長く保有していれば得られたはずの利益を逸してしまったりすることもあり、また成長性を見誤って株価が下落したまま戻らないこともあるので長期保有に比べるとハイリスクな方法といえます。

株の長期的な視野を考える時に必要な要素とは?

長期的な視野をもって投資するうえで大切なものとして、「国全体の潜在的成長率」というものがあります。

潜在的成長率とは、生産活動に必要な「資本」「生産性」「労働力」の3要素を最大限に利用した場合に達成されるはずの、仮想上の成長率です。バブル期の成長率は3〜4%でしたが、現在は1〜2%と緩やかです。

実際の経済成長率が潜在的成長率よりも少なければ「不景気」と呼ばれ、現在はこの不景気の状態が続いています。実際の経済成長率が潜在的成長率を上回るようになれば、株価が高騰する可能性が高くなります。

したがって、株式売却のタイミングを計るうえでは、潜在的成長率と経済成長率の差が少なくなってくる時期を見計らうことが大切といえます。

身に付けるべき!長期的視野は短期投資にも役に立つ

株式を短期間で売買して利益を確定させる短期投資においても、
短期投資ならではの「長期的な視野」が求められます。

例えば、デイトレにおいて求められる長期的な視野としては、売買1回ごとの損益のみにこだわるのではなく、年間の合計損益を念頭において取引を行うといったものがあります。短期投資ではすべての取引で利益を上げることは難しく、もし含み損銘柄となってしまったた場合はすばやく売却(決済)して損失を最小限に抑えることが大切です。

ナンピン?何品?難平?失敗すると退場になるこわいやつ

投資のリスク低減対策として、「ナンピン」と呼ばれるものがあります。しかしこれも、株価の下落が続いた場合は傷口を広げてしまうことになり、長期投資としてはマイナスにしかなりません。

また、短い期間を基準にして考えてしまうと、一時的な損失を許容できずに取り返そうとして、さらに大きな損失を被る可能性が高くなります。例えば、短い期間での損益を気にするあまり、「10万円のマイナスも100万円のマイナスも同じマイナス」と考えてしまい、そのマイナスを取り返すために無謀な投資をしてしまうといった危険性があるのです。

そうした投資がたまたまうまくいくこともあるでしょうが、落ち着いて考えると明らかにハイリスクであることが大半で、リターンと見合わない行動をしている場合もあります。こうした行動をとらないようにするためにも、長期投資はもちろん、短期的な投資であっても長期的な視野を持つようにしましょう。

短期間での小さなプラスマイナスに振り回されないのが長期投資

短い期間で区切ってプラスの収支を出すことは心情的には非常に気分がいいのですが、そのプラスを出すまでにどれだけのマイナスを積み重ねてきたか、さらに開始時の資産と比べてどう変化しているかをしっかりと見極めて投資をすることが、長期的な投資には重要です。

わずかなマイナスで手仕舞いにできたことに満足せず、未練で投資を続けてしまい大きなマイナスにしてしまう――こうしたパターンで大きな負債を抱え、投資に失敗する人が多いのです。投資をする際には、短期間でのプラスマイナスに振り回されず、長期的な目標をもって行いましょう。

【カテゴリ】長期投資方法

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