証券会社によって手数料は違う

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株式取引における証券会社選びのポイントの1つに、「取引手数料」があります。基本的に、取引手数料は店舗型の証券会社よりもネット証券のほうが安いのですが、同じネット証券でもその金額は証券会社によって大きく異なります。

証券会社によってサービス内容が異なりますので、手数料のみにこだわって証券会社を決めるのは難しいですが、自分に必要な条件を満たしているところであれば手数料は安いに越したことはありません。手数料にはどの程度の違いがあるのでしょうか。

4種類の取引手数料のうち証券会社によって差が出る手数料は?

取引手数料には、いくつかの種類があります。

国内株式の売買にかかる手数料

「取引1回ごとにかかる手数料」と「1日の約定代金合計額に対してかかる手数料」の2種類があり、取引の際にどちらの方式で手数料を払うかを選ぶことになります。

信用取引にかかる手数料

国内株式の取引と同様に、取引1回ごとに手数料を支払うか、1日の約定代金合計額に対して手数料を支払うかを選びます。

外国株式の売買にかかる手数料

購入する国によって定められている手数料を支払います。「約定代金の何%」といった国と、固定の手数料を支払う国と、さまざまです。

投資信託にかかる手数料

申込手数料として何%かの手数料と、ファンドに対して支払う信託報酬、信託財産留保額などがありますが、投資信託によっては申込手数料が不要となる場合もあります。

これらのうち、証券会社で違いが出るのは、「国内株式の売買(現物取引)にかかる手数料」「信用取引にかかる手数料」です。

野村證券とSBI証券で株式の取引手数料を比較してみよう!

例として、証券会社の最大手である野村證券と、ネット証券会社で最大手のSBI証券で、それぞれの取引手数料を見てみましょう。
野村證券で国内株式の取引を行う場合、取引手数料は以下の通りです。

  • 約定代金が20万円以下……税込2,808円
  • 約定代金が20万円超50万円以下……約定代金の1.4040%
  • 約定代金が50万円超70万円以下……約定代金の1.0800%+1,620円
  • 約定代金が70万円超100万円以下……約定代金の0.9288%+2,679円

約定代金が30万円の取引をする場合は4212円、60万円の取引をする場合は8100円の手数料がかかることになります。
ただし、一定の条件を満たした場合、手数料が25%〜50%割引となります。

また、野村證券では、電話やインターネットで取引できる「ネット&コール」というサービスもあります。ネット&コールでは、それぞれ1回の注文ごとに手数料がかかる「そのつどプラン」と、1日の約定代金合計額に対して手数料がかかる「まとめてプラン」、そして電話取引にかかる手数料があり、現物取引と信用取引で手数料が異なります。

現物取引:「そのつどプラン」の場合

  • 1回の注文が10万円まで……150円
  • 1回の注文が30万円まで……324円
  • 1回の注文が50万円まで……515円
  • 1回の注文が100万円まで……1029円

現物取引:「まとめてプラン」の場合

  • 1日の約定代金合計が300万円まで……2,571円
  • それ以上は300万円ごと……2,592円

現物取引:電話取引の場合

  • 20万円まで……1,954円
  • 30万円まで……2,571円
  • 40万円まで……3,498円
  • 50万円まで……4,423円
  • 70万円まで……5,760円
  • 100万円まで……7,509円

信用取引:「そのつどプラン」の場合

約定金額にかかわらず、1注文当たり515円

信用取引:「まとめてプラン」の場合

  • 1日の約定代金合計が300万円まで……2,571円
  • 1日の約定代金合計が600万円まで……5,142円

信用取引:電話取引の場合

約定代金の1.404%(最低手数料が2,808円)

証券会社によって取引手数料そのものにも種類がある!

SBI証券の場合も、1回の注文ごとに手数料がかかる「スタンダードプラン」と、1日の約定代金合計額に対して手数料がかかる「アクティブプラン」があります。

現物取引:「スタンダードプラン」の場合

  • 取引1回の約定代金が10万円まで……税込150円
  • 取引1回の約定代金が20万円まで……199円
  • 取引1回の約定代金が50万円まで……293円
  • 取引1回の約定代金が100万円まで……525円

現物取引:「アクティブプラン」の場合

  • 約定代金合計額が10万円まで……103円
  • 約定代金合計額が20万円まで……206円
  • 約定代金合計額が30万円まで……308円
  • 約定代金合計額が50万円まで……463円
  • 約定代金合計額が100万円まで……822円

信用取引:「スタンダードプラン」の場合

  • 取引1回の約定代金が20万円まで……154円
  • 取引1回の約定代金が50万円まで……206円
  • それ以上……388円

信用取引:「アクティブプラン」の場合

  • 約定代金合計額が10万円まで……103円
  • 約定代金合計額が50万円まで……258円
  • 約定代金合計額が100万円まで……515円

手数料の比較

手数料で損をしないためには?証券会社の使い分けが賢い方法!

こうして比較してみると、店舗型の証券会社で店頭での取引を行うと、ネット証券の10倍以上の手数料がかかります。しかし、店舗型の証券会社であっても、インターネットでの取引サービスを利用すれば、その手数料はネット証券とそれほど違いはありません。

したがって、相談相手やアドバイス、手厚いサポートが必要な場合は、店舗型の証券会社を利用して、取引にはネット取引サービスを活用するというのも選択肢の1つです。サポートなどの必要がないような上級者であれば、ネット証券で取引を行って手数料を安くすませるのがいいでしょう。さまざまな証券会社や取引方法をうまく使い分けて、手数料で損をしない投資を行いましょう。

【カテゴリ】証券会社の選び方

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