株短期投資の手法


ネット証券の登場に伴って、ネット取引による株式投資が進んでいます。リーマンショックなどの影響で一時期影を潜めたものの、最近はアベノミクスによって株式などの投資商品が再び注目されており、個人が手軽に資産を運用する手段の1つとして広まっています。

こうした流れのなかで、投資を始める学生も増えてきており、株式やFX取引を行う投資サークルも登場しています。ネット取引の普及によって、大学生でもバイト感覚で投資ができるようになったためです。そうした大学生に向いている投資手法として、「デイトレード(デイトレ)」があります。

デイトレに最低限必要な資金はどのくらい?

デイトレとは、その日の取引時間内に株などの売買を完全に終わらせ、次の日に持ち越さないトレードです。
国内株式は、「朝9時から10時」「午後2時から3時頃」、株価が最も動きやすい時間帯です。その時間帯に取引を集中させることで、授業やバイトと並行して行いやすくなります。

初期の資金としては、最低10万円程度から投資が可能で、手軽に始めることができます。しかし、それはあくまで最低限の資金。可能であれば30万円から50万円ほど用意すると、余裕のある取引ができます。学生にとって30万円は大金であり、そう簡単に用意できる金額ではありませんので、まずはバイトなどでお金を貯めてから取引を行うことをお勧めします。

デイトレードの手法

学生でもできちゃう少額投資の方法とは?

少額投資の方法として、まずは「単元株数1株から取引可能な会社を選んで購入する」というものがあります。
通常は、取引できる単元株数は100株から1000株という会社が多く、1株の株価が1000円だとしても、1000株での取引となると100万円の資金が必要となります。対して、1株単位での取引が可能な会社であれば、自分の資産に合わせて取引する株数を決めることができます。

「単元未満株での取引」というのもあります。これは「プチ株」や「ミニ株」といった名称で一部の証券会社で提供されているもので、なかなか手が出しにくい高額の銘柄も1株単位で取引できるということで、注目を集めています。

学生に一番お勧めなのは、株価が安く単元株数も比較的少ないものを取引する方法です。それなりに株価が安い銘柄で、100株単位で取引できれば手を出しやすく、単元未満株や1株単位の投資に比べれば利益も大きくなります。このように、手を出しやすい銘柄で少しずつ利益を積み重ねるのがデイトレの基本的なやり方です。

単元株数が少ない取引の株数、必要な資金、得られる利益の大小

トレードしてみる?うまくいけば素敵すぎるハイリスク「低位株」投資

「低位株」といわれる、株価が安い会社を選ぶことで投資額を抑えることもできます。ただし、低位株は玉石混交。優れた銘柄や一時的に株価を落としている銘柄も少数ながらあるものの、大部分は経営状態に問題があっていつ倒産するかわからないような会社の銘柄です。倒産してしまえば、投資したお金はすべて失われてしまうことになります。

そのなかから優秀な銘柄を見つけるには、緻密なファンダメンタルズ分析やチャート分析が必要で、財務諸表などもきちんと読み込んだうえで判断しなくてはなりません。したがって、低位株の取引は上級者向けといえるギャンブル性の高いものですので、初心者は手を出さないほうがいいでしょう。

まずはコレを覚えないと全然ダメ!チャートの読み取り方

デイトレでは、チャートを読み解くことが大切です。例えば、株価と最近のトレンドがどの程度離れているかを数値化した「移動平均乖離率」を見て、株価が上昇や下落に転じるタイミングを見極めます。

デイトレードの取引画面の例

【参照】SBI証券

また、株価が下落した後に長期の移動平均線を短期の移動平均線が上に抜けていくことで株価の上昇転換トレンドを見抜く「ゴールデンクロス(GC)」、反対に下落トレンドになる「デッドクロス(DC)」などを見極めることも必要です。

「デッドクロス(DC)」の例

【参照】SBI証券

ただし、こうしたチャートパターンは絶対ではなく、実際には予測と異なる動きをすることもあります。モデル取引などを参考にして、どういった動きがありえるのかを確認しておきましょう。

初心者は慎重に!空売り(からうり)可能な信用取引とは?

デイトレによく見られるのが、「信用取引を使った空売り」です。これは、下落相場において利益を上げる手法で、証券会社から株式を借りて売り、株価が下がったときに買い戻すことで差額を利益として得る手法です。

信用取引では、資金の3倍程度までの取引が可能となるため、資金が乏しくても大きな利益を狙うことができるのが強みです。しかし、損失が出た場合には損失が大きくなるので、十分に気を付けるようにしましょう。

株の投資にはさまざまなマニュアル本があります。投資をただのギャンブルにしないために、まずはそうした情報を参考にしてしっかりと基礎を身につけましょう。ただし、それを鵜呑みにしているだけでは勝つことは難しいものです。基礎を身につけたうえで自分なりのやり方で投資しましょう。

【カテゴリ】短期投資方法

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