株短期投資とは


株式の投資方法として「短期投資」というものがあります。短期投資とはどういったものでしょうか。

短期投資の種類とは?そのメリットとは?

短期投資は大きく2種類に分けることができ、1つは「デイトレード」、もう1つが「スイングトレード」と呼ばれています。デイトレードは「デイトレ」とも呼ばれ、株式の銘柄を買ってから売るところまで1日で完結させるトレード手法です。スイングトレードは、買ってから売るまでに2、3日かけるトレード手法です。

短期売買のメリットとして最も大きなものは、資金が増えるスピードが速いことです。株式投資では、ある銘柄を購入して、株価チャートを見ながら株価が上昇したところで売却することで売却益を得る事が出来ます。

例えば、デイトレードで1日に10%増えるように運用した場合は、100万円で購入した株式が200万円で売却できるようになるまでに8日しかかかりません。スイングトレードでは、1回の取引で10%ずつ利益を上げていけば、8回の取引で資金が倍になるのです。

デイトレードとスイングトレードの投資手法、資金が増えていく仕組みとスピードの速さ

こうしたスピードもあって、短期売買、特にデイトレードは若い投資家を中心に行われています。短期投資では信用取引を使う場合が多く、保証金に対して3倍までのレバレッジを効かせることでさらに利益を追求する投資家がほとんどです。

効率よく稼ぎたい!短期投資向きの銘柄の見つけ方とは?

短期投資の場合は極めて短時間で売買を終了させるため、投資する銘柄には「購入してからの短時間で株価が上昇すること」が求められます。したがって、「業績の上方修正を行った企業」や「株式分割を行った企業」など、ニュースで報じられるような注目度の高い、激しい値動きが予想される “人気急騰銘柄”を中心に選んで売買を行う場合が多いのです。

銘柄の選定や売買のタイミング判断には、上場企業が公表している適時開示情報を自動収集して閲覧できるようなツールなどがよく用いられます。また、日足チャートをチェックすると、1日の株価がどの程度動いたのかを一目で見ることができるので、値動きが激しい銘柄を探しやすくなります。銘柄を決めた後はチャートなどで株価をチェックし、そのパターンから株価が上がったり下がったりする兆しを見極めて決済することで最大限の利益を目指すことができます。

開示情報やチャートの見方

デイトレードの場合は基本的に1日で売買をすべて終えてしまうなど、文字通り短期の投資ですので、長期的な投資の際に見るような「その会社がどういった会社でどんなものを作っているか」「今期の業績はどうだったか」といった情報は、どちらかといえばあまり必要とされないことが多いです。

仮に、その日の取引終了後に株価に影響を及ぼすようなニュースがあったとしても、すでに売却していれば影響を受けることもありません。夜間や取引終了後に何が起こるか、そのリスクを気にすることが少なくてすむということは、短期投資のメリットといえます。

デイトレードの取引画面の例

【参照】楽天証券 「MARKET SPEED」9984ソフトバンクグループの分足(上)と日足(下)

ちょっともったいないかも?短期投資のデメリットとは?

短期投資にはデメリットもあります。その1つが「配当金や株主優待を受け取れないこと」です。
特にデイトレードではその日のうちに株式を売却してしまうため、配当金や株主優待を受ける権利を持ち続けることができません。スイングトレードでは株式を数日保持するので、配当金や株主優待の権利確定日を過ぎてから売却することもできますが、権利確定日の後は株価が下落することがほとんどですので、売却益を求める短期投資においてはマイナスとなってしまいます。

また、短期投資を行うトレーダーは利益を確定することが多いため、結果として、長期的に持っていれば得られたはずの利益を捨ててしまうことが多くなります。ある株式を1か月後に売却すれば100万円の利益を得られるとしても、当日の売却で10万円の利益を確定させるのが短期投資、デイトレーダーの手法です。それを重ねていくと、本来得られるはずであったのに逃してしまう逸失利益が増えていくという見方もできます。

しかし、それが短期投資という手法なのです。1つの銘柄で大きな利益を狙うのではなく、1つ1つの銘柄で得られる利益をすばやく確定させ、それを数多く繰り返していくことで利益の全体を増やしていくものですので、1つの銘柄に固執してしまうことはむしろマイナスとなってしまいます。

なお、気に入った銘柄があれば、その銘柄を長い間持ち続けるのではなく、売買を繰り返して同じ銘柄を何度も取引することはよく見られます。

短期投資と長期取引の違い、短期投資の利益の得方

大切なのはリスク管理!大切なことは「損切り」に慣れること!

短期投資の場合は、短期間になるべく大きな利益を得るために値動きが激しい銘柄を中心として取引しますので、長期投資と比べてリスクは高くなります。特に信用取引でレバレッジを効かせた場合は、さらにギャンブル性が強い投資となってしまいます。

また、株価が上がれば利益も大きいのですが、下落相場になった場合はあっという間に損失が広がる場合もあります。そうなると、受けるダメージもかなりのもの。いざというときにはしっかりと損切りをできるようにしておかなければ、あっという間に失敗してしまいます。

短期投資には、さまざまなメリットやデメリットがあります。リスク管理をしっかりとして、大きな失敗をしないように気を付けながら投資しましょう。

【カテゴリ】短期投資方法

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