会社四季報で銘柄選び

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いざ株式投資を始めようと思ったときにまず悩むのが、「どの銘柄の株を買ったらいいか」ということです。さまざまな銘柄があるなかで、何を基準に選んだらいいのかわからない、有名な企業の株を買っておけばいいのだろうか、といったように悩んでしまう人は多いようです。そうした際に基準の1つとなるのが「会社四季報」です。

会社四季報とは?証券会社のwebからもアクセスできるって本当?

会社四季報は、東洋経済新報社から年4回、四半期ごとに出版されている書籍で、国内の上場企業のデータが数千社分掲載されています。昔から「投資家必携の書籍」といわれており、そのデータを参考に投資する人は数多くいます。

最近では、証券会社が提供するトレードツールなどから会社四季報のデータベースを無料で閲覧できるようになっていることが多く、投資家はより手軽に情報にアクセスすることができるようになっています。

会社四季報の中で特に重要な5つのものって?

会社四季報に掲載されている情報のなかでも、特に重要なものが5つあります。

株価指標

1つ目は「株価指標」です。株価の割安度合いを分析するために用いるPERやPBRといった指標の予想が書かれています。PERには、予想PERと実績PERがありますが、予想PERが実績PERよりも高いようであれば、思ったほど業績が伸びなかったということになります。

企業の財務状況

2つ目は「企業の財務状況」です。資産と利益の比率や借り入れ状況、キャッシュフローが健全かどうかなどを確認することができます。特に重要なのは、自己資本比率やROE、ROAといった指標、有利子負債とキャッシュフローなどです。

業績の最高益や今後の予定

3つ目が「業績の最高益や今後の予定」です。最高益の更新を繰り返していたり、新技術の開発が進んでいれば、株価が上がる可能性が高くなります。

過去5年間の業績の推移と、今後の業績予想

4つ目は「過去5年間の業績の推移と、今後の業績予想」です。売り上げや利益、配当が順調に増えていれば好調な会社だと判断できますが、好調をそのまま維持できるかどうかが大切なところです。財務と合わせて分析することで、経営がしっかりしているかを判断する必要があります。

過去の配当金(利回り)と、今後の配当金(利回り)予想

最後の5つ目が「過去の配当金(利回り)と、今後の配当金(利回り)予想」です。この増減を見ることで、今後の配当利回りを予想することができ、投資で得られる配当金を推計することができます。

こうした部分を見ることで、その銘柄が優良かどうか、今後の業績はどうなるか、投資すべきかどうかを判断します。

優良銘柄を見つけたいなら!絶対に覚えておくべき3つのポイント

優良な銘柄を選ぶために押さえておくべきポイントは3つあります。

1.資産を効率よく使って利益を生み出せているか

1つ目は「資産を効率よく使って利益を生み出せているかどうか」です。単純な利益の額ではなく、資産と利益の比率で考えます。ROEに注目して、数値が15%を超えていれば優良企業といえます。

2.しっかり株主還元を行っているか

2つ目は「しっかり株主還元を行っているかどうか」です。正常な株主還元は1株配当よりも1株利益が大きい状態であり、これが逆転しているようであれば剰余金などから配当を支払っている可能性があります。そうなると、今後利益を生み出すことが難しくなる懸念が生じ、無理な場合は一旦配当を減らして会社を立て直さなくてはいけません。

3.キャッシュフローが健全か

3つ目は「キャッシュフローが健全かどうか」です。キャッシュフローは、その企業のお金がどのように流れているかを示すもので、健全であれば「営業キャッシュフローがプラス、財務キャッシュフローと投資キャッシュフローがマイナス」となります。業績を見ると利益が出ているはずなのに、営業キャッシュフローがマイナスとなっているような場合は、背景に何らかの事情があるかもしれず、懸念がある状態といえます。

この3つは、銘柄を選ぶ際にとても大切なポイントです。会社四季報で確実にチェックして分析しましょう。

読まなければ損!会社四季報を読まない株式投資家は取り残される

会社四季報は、投資家にとって最も有名な情報ツールの1つです。多くの人が読んでおり、、その掲載情報がそのまま株価の動きへとつながっていくこともあります。その流れに取り残されないように、会社四季報の情報を参照する習慣をつけましょう。

【カテゴリ】株攻略法

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