【ROCについて説明するのでござる】

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ROCは「Rate of Change」の略で日本語では「変化率」と呼ばれておるのじゃ。ROCは現在の株価と何日か前の株価の差をポイント(比率)で表わすテクニカル分析の指標の一つでござる。オシレーター指標というカテゴリに分けられていることも多いが、正確にはモメンタム系指標なのでござる。

このモメンタム系指標は、持合い相場で威力を発揮する指標なのでござる。移動平均線のようなトレンド系指標は、トレンド相場に強いのでござるが、持合い相場では正しいサインが出せなくなることはすでに紹介したとおりでござる。しかし、このモメンタム系指標は、このようなトレンド系指標の弱点をカバーしてくれるのでござるぞ。

ところで、このモメンタムじゃが、日本語に訳すと「勢い・はずみ」と言う意味なのでござる。このROCはモメンタムを比率化したもので、変化によって相場の勢いがどのようになっているかを判断するために考案されたのでござる。

このROCでござるが、算出方法は、

ROC=当日の終値÷n日前の終値×100

となるのでござるぞ。なお、nは任意の日数で、一般的には日足の場合は10日や25日が使われるのでござる。

ROCが、ゼロより高い場合は上昇トレンドゼロより低い場合は下降トレンドになるのでござる。
また、価格とROCの動きが逆行している時は反転のシグナルとされ、相場が天井圏や底値圏で推移している時の逆行現象において信頼度が高いのでござる。ROCがゼロラインを下から上に抜いたときが買いサイン、ROCがゼロラインを上から下に抜いたときが売りサインとなるのでござるぞ!

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