【指数平滑移動平均線について見てみるのでござる!】

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前回までMACDを見てみたのでござるが、このMACDの元となっている、指数平滑移動平均線(EMA)について見てみるのでござる。

以前紹介した、移動平均線は正確には単純移動平均線というのでござる。この単純移動平均線は、全てのデータを平等に扱い、平均値を計算する、というのは、既に紹介したとおりでござるぞ。例えば、20日単純移動平均線は、20日前の数字も昨日の数字も平等に扱い、合計したものを20で割って計算するのでござる。これが50日前でも、100日前でも同様なのでござる。

もっと直近のデータをより重視しよう、というのがこの指数平滑移動平均線なのでござる。近い日のデータを重視した方が、より精度の高い予想ができるということなのでござる。

この指数平滑移動平均線の算出方法でござるが、直近の値動きをどれだけ重要視するか、という値が「平滑定数α」で通常は2倍で計算するのでござる。その計算式は、

「(当日の終値)×α+(前日のEMA)×(期間n-1)」÷「n+1」

でござる。直近の終値を2倍し、それ以前の平均値を加えたものを算出期間+1期間分の時間軸で割ることで、直近の値動きの比重が高くなるように設計されているのでござる。
株価がある方向に勢いを持って動くとき、その方向性をよりすばやく察知できるのがEMAの特徴なのでござる。

トレンド分析という意味では単純移動平均線でも指数平滑移動平均線でもさほど差はないのでござる。しかし、株価の勢いを捉えた取引となると、指数平滑移動平均線の方がより向いていると言えるのでござる。

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