【ボリンジャーバンドって何でござるか?】

Pocket

前回まで、数回に渡って移動平均線について説明したのでござるが、今回からは、ボリンジャーバンドを解説するのでござる!

ボリンジャーバンドは移動平均線同様、メジャーなテクニカル指標なのじゃ。そもそもボリンジャーバンドとは、1980年頃に、アメリカの投資家のジョン・ボリンジャー氏が考案した指標で、移動平均を表す線と、その上下に値動きの幅を示す線を加えた指標のことなのでござる。ボリンジャー氏は、統計学の標準偏差と正規分布の考え方に基づき、株価の大半がこのバンド内に収まることを表す、ボリンジャーバンドを開発したのでござる。

標準偏差やら正規分布やらと言われると、だいぶ難しく感じてしまうのじゃが、例えば、学生時代に模試を受けたりした際、得点や順位と一緒に偏差値が記されていたのを覚えているじゃろうか?あまり思いだしたくない記憶かもしれぬが、これこそが標準偏差や正規分布なのでござるぞ。ボリンジャーバンドも同じ考え方に基づいて作られておるのでござる。

標準偏差とは、ある期間内の価格が、期間の平均値と比較し、どの程度分散しているのかを求めたものでござる。

例えば、下記の表をを見てもらいたいのでござる。

この株価の5日間の終値は、平均すると110円になるぞ。そして、各終値が平均値からどれだけ離れているかを絶対値で示すと、こんな感じになるのでござるぞ。

標準偏差は、この各数値を二乗して総和を求めたうえで期間数5で割り、√を使って平方根を求めるのでござる。この例の場合だと、10の二乗×2と5の二乗×2、そして0の二乗をプラスしたものを5で割るのじゃ。その後√で平方根を出すと、約7.07が標準偏差になるのじゃぞ。
なお、標準偏差はσ(シグマ)と呼び、「平均値±標準偏差」が±1σ線、「平均値±標準偏差×2」が±2σ線になるのでござるぞ。

この標準偏差を、統計学の「正規分布」に当てはめてみると、価格の変動が、±1σに収まる確率 = 68.26%、±2σに収まる確率 = 95.44%、±3σに収まる確率 = 99.73%になることが証明されているのでござる。

次回もまた、ボリンジャーバンドについて説明するのでござる!

関連記事

【パラボリックとは何でござるか?】

パラボリックとはトレンド系テクニカル指標の一つなのでござる。「パラボリック」という名前は放物線という意味で、ローソク足チャートの上下に出ている放物線の形をした線のことを意味しておるのでござる。RSIの …

三手大黒線【買いシグナルの酒田五法7】

今回も底値圏で見られる上昇サインについて見てみるのでござるぞ。 今回は、三手大黒線でござる。 このような形でござるぞ。 下落相場で、窓を空けないで3本の大陰線が並んでいる線でござる。三手大黒線が出現し …

【MACDでの的中率を上げるにはどうしたら良いでござるか?】

これまで数回に渡り、MACDについて取り上げてきたぞ! MACDは、相場がもみ合うと、小さなゴールデンクロスやデッドクロスが頻繁に出て、だましが増えてしまうのでござる。また、移動平均がベースとなってい …

連続下げ三手放れ三ツ星【買いシグナルの酒田五法13】

底値圏で見られる上昇サインについて、今回も見てみるのじゃ! 今回は、連続下げ三手放れ三ツ星について見てみるのでござるぞ! 連続下げ三手放れミツ星とは、下放れて窓を開け、3本の短い陰線が続き、十字線が現 …

上げ三法【買いシグナルの酒田五法17】

今回も上昇トレンドで見られる買いサインを見てみるのじゃ! 今回見るのは上げ三法なのでござる。 このような形でござるぞ。 三法とは、「売り・買い・休み」のことでござる。酒田五法では、休む相場の重要性を説 …

トップへ戻る