第七回:「投資」と「投機」の中間をするでござる④

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「前回は実際投資で大切なことは

①目標を決めること
②必要な利回りを計算すること
③利回りを確保できる投資商品の組合せを選ぶこと

の大切さを教えたでござる。
特に②について説明したでござる。
「投資」はコンスタントに3~20%程度の利回りを狙うものでござる。
だからそれ以上に利回りが必要なものは「投資」でなく「投機(=ギャンブル)」に掛けるしかないのでござる。
そういう話をしたでござる。」


「うんうん、私みたいに億万長者になりたいから「投機」をするのはダメだってことよね。」


「左様でござる。
今回は③利回りを確保できる投資商品の組合せを選ぶこと
について説明するでござるよ。
拙者の専門は株式投資でござるが、今日は株式以外の話も少し織り交ぜるでござる。
まず投資は分散すればするほどリスクは小さくなるのでござる。
投資で一番大切なことはこのリスクをコントロールすることでござる。
その為に①②の分散について説明したでござる。
③については先ずは買う銘柄を分散させることでござる。
一つの株式だけでなく出来るだけ沢山、個人なら5~10銘柄、に投資するでござる。
一番いいのは市場自体を買ってしまうことでござるよ。
つまり前銘柄に投資するのでござる。これは個人では不可能でござるが、投資信託を使えば可能でござるよ。」


「投資信託?」


「投資信託とは株式のプロが運用する投資商品のことでござるな。
様々なものがあるでござる。
自動車関連の銘柄に絞ったもの、バイオ関連企業に絞ったものなどでござる。
その中で株式市場全体に投資するインデックス投資信託というものがあるでござるよ。
それを用いれば市場全体に投資出来るのでござる。」


「分かったような、分かってないような…。」


「ここは難しいところでござるよ。
まず投資信託とは株式とは異なるでござるよ。
そして投資信託には様々なモノがあるでござる。
先ほど述べたようなある関連業種にのみ集中して投資するもの、業種をまたいで投資するもの、株式だけでなく債権にも投資するものなどがあるでござる。
これらはアクティブ投信と言って利益を追い求める投資信託でござるな。
一方、日経平均株価やTOPIXなどの指数との連動を目指すファンドもあるのでござる。
こちらのことをパッシブファンドというでござる。
先ずここまでは理解できたでござるか?
先は長いから次回また説明するでござる。」


「何となくわかってきたわ。」

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